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雨に咲くレンゲ草(蓮華草)の写真(画像)とレンゲ草畑が姿を消している理由

2015年04月10日 10:56

このページでは、雨の中に咲くレンゲ草(蓮華草)の写真(画像)と、レンゲ草畑が姿を消している理由についてご紹介しています。

雨に咲くレンゲ草(蓮華草)


写真の撮影地 京都府八幡市 レンゲ草(蓮華草)の写真をクリックすると、大きな画像でご覧頂けます。

 先日の5日と6日、ひとしきり続いた雨が小止みになるのを待って、近くの農道を歩いてみました。雨の中、水田のあちこちでレンゲ草(蓮華草)が咲いています。

 レンゲ草(蓮華草)は、古い時代に中国大陸からやってきたと考えられている、マメ科ゲンゲ属の多年草です。レンゲ草(蓮華草)という呼び名は、花の咲く姿が、仏様の蓮華座(蓮の花)を思わせるところから付けられた俗称で、正しくは、ゲンゲ(紫雲英、翹揺)といいます。

 「ゲンゲ」という呼び名に馴染みのない方もおられると思いますが、ゲンゲは漢名の「翹揺」を、そのまま音読みにした呼び名で、「紫雲英」とも書きます。「紫雲英」は、春の頃、水田を覆い尽くすように咲くこの花の様子を、紫色の雲に見立てた名前です。


雨に咲くレンゲ草(蓮華草)


写真の撮影地 京都府八幡市 レンゲ草(蓮華草)の写真をクリックすると、大きな画像でご覧頂けます。

 レンゲ草(蓮華草)は、かつて日本の春の田園風景を彩る代表的な草花でした。私の故郷の村でもそうでしたが、春になると、水田を埋め尽くすように咲くレンゲ草畑がごくふつうに見られたものです。

 4月から6月頃にかけて開花期を迎えるレンゲ草(蓮華草)が、田植えを前にした水田に多く咲いていたのには理由があります。それは、レンゲ草(蓮華草)が緑肥(りょくひ)としてとても優れた性質を持っていたからです。

 緑肥というのは、水田に稲を植え付ける前に、土の養分を増やすために植えられる植物のことで、レンゲ草(蓮華草)のほかシロツメクサ(白詰草・クローバー)など、マメ科の植物が多く用いられていました。


雨に咲くレンゲ草(蓮華草)


写真の撮影地 京都府八幡市 レンゲ草(蓮華草)の写真をクリックすると、大きな画像でご覧頂けます。

 それぞれの農家では、秋の稲刈りが終わった後の水田に、レンゲ草(蓮華草)の種を撒き、春になって開花したレンゲ草(蓮華草)をそのまま水田の土に鋤(す)きこんで肥料としていました。

 レンゲ草(蓮華草)やシロツメクサ(白詰草・クローバー)などマメ科の植物は、根に「根粒」と呼ばれる「こぶ」のようなものがあり、ここに細菌を住まわせています。この細菌のことを「根粒菌」といいます。

 根粒菌には、空気中の窒素を取り込んで、植物の使える形に変える働きがあり、マメ科の植物は、根粒菌に自分の根の一部を住み家として与えることで、安定的に窒素成分を得ていたのです。こうした持ちつ持たれつの関係を「共生」といいます。

 稲作を行う農家にとって、レンゲ草(蓮華草)やシロツメクサ(白詰草・クローバー)などのマメ科の植物は、それ自体が豊富な窒素成分の貯蔵庫でもあったわけです。


雨に咲くレンゲ草(蓮華草)


写真の撮影地 京都府八幡市 レンゲ草(蓮華草)の写真をクリックすると、大きな画像でご覧頂けます。

 稲作を行う農家では、こうした性質を利用するために、毎年、秋の刈り入れが終わった水田にレンゲ草(蓮華草)の種を播き、育てていました。それが、昭和の中頃まで、全国の農村地帯で、ごく普通に見られたレンゲ草畑です。


雨に咲くレンゲ草(蓮華草)


写真の撮影地 京都府八幡市 レンゲ草(蓮華草)の写真をクリックすると、大きな画像でご覧頂けます。

 ところが、緑肥として優れた性質を持つレンゲ草(蓮華草)も、昭和の中頃を堺に、次第に使われなくなっていきました。その理由は大きく分けてふたつあります。そのひとつが、化学肥料の普及です。

 緑肥として優れた性質を持つレンゲ草(蓮華草)でしたが、実は、デメリットも無いわけではありませんでした。

 フリーの百科事典Wikipediaのゲンゲのページでは、そのデメリットについて「湿害に弱く、不耕起では連作障害が起きかねず、アルファルファタコゾウムシが大発生するなど難点」があると解説しています。こうしたレンゲ草(蓮華草)を緑肥とする農法に代わって普及していったのが化学肥料です。

 もうひとつの理由は、早生種の稲の利用によって、田植の時期がそれまでより1ヶ月以上早い、4月から5月にかけて行われるようになったことです。

 レンゲ草(蓮華草)が、緑肥としての効果を発揮するには、開花を終えて枯れた後、肥料としての機能を持つようになるまで待たねばなりません。ところが、4月から5月にかけて行われる早生種の田植えのために水田に水を入れると、まだ完全に肥料になりきっていないレンゲ草(蓮華草)から出る強い有機酸によって稲の苗が傷んでしまうのです。

 こうしたことが、化学肥料の普及をいっそう推し進めるきっかけともなり、次第に春の田園風景から、レンゲ草畑が姿を消していくことになったようです。

 そのほかにも、機械化が進んだことによって田植えの時期が早まったこと、水田そのものが減少したことなど、様々なことが原因となってレンゲ草畑が減少したと考えられています。


雨に咲くレンゲ草(蓮華草)


写真の撮影地 京都府八幡市 レンゲ草(蓮華草)の写真をクリックすると、大きな画像でご覧頂けます。

 私たちが今、水田の周辺で見かける、ちいさな群落を作って咲いているレンゲ草(蓮華草)は、その昔、良質な緑肥として利用されていた頃の名残りといってもいいかもしれません。

 ちなみに、このレンゲ草(蓮華草)が一面に咲く風景を蘇らせる活動を行っている団体があります。日本レンゲの会というのがそれで、緑肥としてだけでなく、良質なはちみつが採れる蜜源植物としても知られるレンゲ草(蓮華草)の咲くレンゲ草畑を、日本のどこでも見られる風景として取り戻そうとしている会です。HPは、こちらです。よろしければ、ご覧になってみてください。

日本レンゲの会
事務局 電話番号 03-5729-0008
不在の場合    090-3330-5237 (不在着信番号通知サービスを利用されていますので、折り返し返事があります)

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